新根室プロレスとは?
2006年に北海道根室市で旗揚げされた、社会人アマチュアプロレス団体新根室プロレス」のドキュメンタリー映画を観てきました。
試合の最後に「無理しない、ケガしない、明日も仕事!」と言って締めるところが社会人プロレスっぽくて笑ってしまいます。
そしてプロレスファンなら誰もが知っている選手が新根室プロレスにはいます。
アンドレザ・ジャイアントパンダ選手です。
決してパンダの着ぐるみではありません。
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選手の個性が濃すぎる
パンダ以外の新根室プロレスの選手達は普段は会社員や漁業、酪農家など平日は本業(?)があり、休日にプロレスの興行を行なっています。
しかも選手達に共通するのは「学生時代イケていなかった」というプロレスラーっぽくない生い立ち。
プロレスを知っている人は笑ってしまうし、プロレスを知らない人でも選手のリングネームを見ると、笑ってしまうような名前の選手もいます。
個人的には「疑惑の判定 ロス三浦(水産加工業)」が一番気に入りました。
微妙に似ている・・・そして古い・・・
映画『新根室プロレス物語』公式サイト女子選手の「セクシーエンジェル ねね様(派遣社員)」も魅力的です。
最後までプロレスを愛す
新根室プロレスの代表のサムソン宮本選手は2020年、平滑筋肉腫という難病によって亡くなってしまいましたが、映画の中では亡くなる前のサムソン宮本さんの姿も見ることができます。
とにかくサムソン宮本さんの入場が面白い。
サムソン宮本さんは毎回リングインを失敗するのがお約束なのですが、派手に失敗するのでお客さんがドッと盛り上がるのです。
病に勝ってリングに戻ることはできませんでしたが、サムソン宮本さんの生き方やプロレスへの愛が映画を観ていると伝わってきました。
こんなに情熱を持ってやりたいことを続けられる大人はなかなかいません。
こんな人にオススメ
本業(?)とプロレスのギャップが面白くて、プロレスが分からない、知らない人でも楽しめる映画です。
パンダが好きな人も是非。
残念なのが、一部の映画館でしか公開していないのです。
こんなに面白い映画なのに・・・
ドラマ化とか漫画化でも良さそう。
個人的には北海道の大スター、大泉洋さんにサムソン宮本さん役を演じてもらいたい。
いつか地上波のTVでも放送してもらえますように。