リーゼント刑事(デカ)とは?
徳島県警の元警察官である秋山博康さん(以下「リーゼント刑事」)
現役時代からリーゼントの髪型がトレードマークです。
TV番組「実録!警察24時」でも度々「リーゼント刑事」として登場していました。
番組のファンである私は毎回リーゼント刑事が登場するのを楽しみにしていたのですが、2021年3月にリーゼント刑事は徳島県警を定年退職。
もうリーゼント刑事を見れないのかと淋しく思っていたら、「犯罪コメンテーター」として活躍されているのを知りました。
Youtubeチャンネルもあります。
広告
エピソードが濃すぎる
SNSでリーゼント刑事が本を出版すると知って、早速本屋さんで購入。
最初は思っていたよりもページ数が少ないと思ったものの、内容がものすごく濃厚なのに読みやすくて驚きました。
とにかくリーゼント刑事のエピソードが凄い。
正直この内容でよく警察がOKを出したなと思ったのですが、現役時代に警視総監賞を受賞したり、徳島県の犯罪検挙率を全国1位にしたりと、実績を積み重ねているから書ける内容だと感じました。
なかなかここまで警察のことをリアルに書ける人はいません。
一番印象に残った内容
この本を読んで日本は再犯率が49%を超えていると初めて知りました。
犯罪を犯しても再び犯罪に手を染めてしまう人が半分近くことその分被害者もいること日本は平和だと思っていましたが、現実は違います。
リーゼント刑事は本の中で
「困ってきた人が頼ってきた時、それに応えてあげる刑事や警察官であってほしいというのがワシの心からの願いや」
と書いています。
自らの経験を書くことで警察のあり方、犯罪への想い、日本の現状を変えたいというリーゼント刑事の強い気持ちが分かる1冊でした。
すみません、前半のリーゼント刑事のエピソードが濃すぎて最後読み逃すところでした。
こんな人にオススメ
警察官を目指す人はもちろん
「やりたいことが見つからない」
「ただなんとなく1日を過ごしてしまう」
人にオススメです。
後半管理職になったリーゼント刑事の、部下との付き合い方も勉強になりました。
ただリーゼントでTVに出ていた人ではありません。
漫画・ドラマ化を希望
「生まれ変わってもリーゼント刑事でいたい」
と言える信念の強さがリーゼント刑事の魅力です。
本だけにしておくのは勿体無い。
もっとたくさんの人にリーゼント刑事を知ってもらいたいので、是非とも漫画・ドラマ化を希望します。