調査票が届いて最初に思ったこと
先日、調査員の方が国勢調査の調査票を持参してくださいました。
受け取った瞬間に思ったのが「なぜ最初からスマホ対応じゃないんだろう?」ということ。
そして、ふと気づいたのが「あれ、前回の調査はどうやって回答したっけ?」という疑問。
どうやら5年に一度の調査らしいのですが、前回の記憶が曖昧になっています。
ネットで回答した気もするし、紙だった気も…。
これって、多くの人が感じることではないでしょうか。
確かに、すべての世帯がスマートフォンやインターネット環境を持っているわけではないし、紙の方が使いやすいという方も多いでしょう。
それでも、今回改めてスマホで体験してみて
「最初からデジタルで完結できたら便利なのに」
と感じずにはいられませんでした。
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QRコードの威力に驚いた
でも、実際にスマホで回答してみて、その便利さに驚きました。
従来のイメージ:
- 長いログインIDを手入力
- アクセスキーも慎重に入力
- 入力ミスで何度もやり直し…
実際の体験:
- 調査票に印刷されているQRコードをスマホで読み取り
- 自動的にログイン完了
- あとは画面の指示に従って回答するだけ
所要時間:わずか5分!
ログインIDやアクセスキーを手入力する必要が一切ありません。
QRコード一つで、面倒な認証作業が全部スキップできました。
思っていたより圧倒的に簡単
正直、国勢調査って「面倒くさいもの」というイメージがありました。
でも実際にやってみると:
- 操作が直感的:スマホの画面に慣れている人なら迷うことはありません
- 入力項目が明確:何を答えればいいか分かりやすい
- 途中保存も可能:一度に全部答える必要がない
- 確認画面も充実:間違いがないかチェックしやすい
これなら、もっと多くの人がスマホで回答してもいいのではないでしょうか。
なぜ紙の調査票は必要なのか
それでも疑問は残ります。
なぜ最初からデジタルオンリーにできないのでしょうか。
考えられる理由:
- デジタルデバイド対策:インターネット環境がない世帯への配慮
- 高齢者への配慮:紙の方が使いやすいという方も多い
- 法的な位置づけ:公的な調査としての証拠書類の必要性
- システム障害対策:バックアップ手段としての紙媒体
- 調査員の業務管理:配布・回収状況の把握
確かにこれらの理由を考えると、現在の方法にも合理性があります。
将来への期待
でも、海外を見ると完全デジタル化を実現している国もあります。日本でも、段階的にデジタル化が進んでいけば:
- 調査員の負担軽減
- 集計作業の効率化
- コスト削減
- 環境負荷の軽減
など、多くのメリットが期待できそうです。
正直な疑問:この調査、何に使われてるの?
スマホでサクッと回答できたのは良かったのですが、回答しながらいくつかの疑問が頭をよぎりました。
まず「マイナンバーで分からないのかしら?」ということ。
マイナンバーカードが普及して、行政手続きのデジタル化が進んでいるのに、なぜわざわざ全世帯に調査をする必要があるんでしょう?
調査票には
「国勢調査は行政の基礎となる人口・世帯の実態を明らかにする、国の最も重要な統計調査です」
と書いてありました。
確かに「最も重要」と言われると、なんだかすごそうですが、具体的に何がそんなに重要なのかピンときませんでした。
調べてみると使われている場面:
- 衆議院の選挙区割りの見直し
- 自治体への交付税の配分
- 学校や病院の建設計画
- 高齢者向けサービスの計画
- インフラ整備の優先順位
なるほど、意外と身近なところで活用されているんですね。
マイナンバーでは把握できない「世帯構成」や「住居の状況」なども調査しているから、全世帯への調査が必要なのかもしれません。
でも、こういう「調査結果がこんな風に役立ちました」という具体例をもっと分かりやすく教えてもらえると、回答するモチベーションも上がりそうです。
まとめ:食わず嫌いはもったいない
国勢調査のスマホ回答、想像していたより遥かに簡単でした。
「面倒そう」「難しそう」と思っている方こそ、一度試してみてください。
QRコード一つで、ログインの煩わしさから解放され、たった5分で完了。
正直使い道はよく分かっていませんが・・・
とりあえず社会の役に立っているらしいので、それで良しとしましょう。
次回の国勢調査では、さらに便利になっていることを期待しています。
そして、より多くの人がこの手軽さを体験してくれることを願っています。