胸にしこりを発見した時の衝撃
ある日、胸を触った時に気になるものを発見しました。
明らかに「しこり」と呼べるもの。
触ってみると、はっきりとした感触があります。
「これは間違いなくしこりだ」
そう確信しました。
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前科があるからこその躊躇
実は私、以前にも似たような経験があります。
腋の下のしこりが気になって病院に行ったら、なんと「筋肉」だったという恥ずかしい出来事が…。

その時のことを思い出すと、また病院の先生や看護師さんに笑われるのではないかという不安がよぎりました。
「また勘違いだったらどうしよう…」
そんな気持ちが頭の片隅にありました。
それでも受診を決意した理由
でも、今回は違いました。
最近、周りで乳がんになっている人が多くいたのです。
友人や知人の話を聞くたびに、やはり検査はしてもらった方がいいと思うようになりました。
恥ずかしい思いをするかもしれない。
また勘違いかもしれない。
でも、そんなリスクよりも、放置することの方がずっと怖いと感じたのです。
「やはり検査はしてもらおう」
そう決心して、クリニックの予約を取りました。
診察室での出来事
診察室に入り、先生に症状を説明しました。
「胸にしこりがあって、心配になって来ました」
前回の経験があるので、今度こそは間違いないと思っていました。
だって、明らかにしこりの感触があったんですから。
「分かりました、きちんと検査をしてみましょうか」
そう言って、超音波検査とマンモグラフィーを受けることになりました。
検査の結果…
「これは粉瘤ですね」
えっ?
またしても勘違いが発覚
粉瘤。
聞いたことはあるけれど、まさか自分のしこりがそれだったとは。
その瞬間、恥ずかしさが一気に押し寄せました。
「正直『これは間違いなくしこりだ』と思っていたので、粉瘤と言われてめちゃくちゃ恥ずかしかったです」
正直な気持ちを先生に伝えました。
温かいフォローをいただいて
すると、先生と看護師さんは少し笑いながらも、こう言ってくださいました。
「でも気になるから受診したんですよね」
必死のフォローをしてもらったのですが…
やっぱり恥ずかしかったです。
前回の「筋肉事件」に続いて、今回は「粉瘤事件」。
私の勘違い歴がまた一つ増えてしまいました。
それでも受診して良かったと思う理由
恥ずかしい思いは確かにしました。
でも、病院に行って本当に良かったと思っています。
いや、思うようにしています。
なぜなら:
不安が解消された もしあのまま放置していたら、毎日気になって仕方がなかったでしょう。
乳がンかもしれないという不安を抱えたまま過ごすのは、精神的にとても辛いものです。
専門家の判断が得られた 触診だけでなく、超音波検査とマンモグラフィーまでしっかりと検査していただきました。
粉瘤という診断でしたが、きちんと画像検査まで行ってくださったおかげで、より安心することができました。
インターネットでいくら調べても、結局のところ素人判断には限界があります。
医師の専門知識と最新の検査機器による正確な診断は、何物にも代えがたい価値があります。
早期発見の習慣が身についた 恥ずかしい思いをしても、体の変化に敏感になることは大切なことです。
これからも気になることがあれば、迷わず受診しようと思います。
同じような不安を抱える方へのメッセージ
もしも今、胸のしこりや体の不調が気になって迷っている方がいらっしゃるなら、ぜひ勇気を出して病院に行ってみてください。
「こんなことで病院に行って大丈夫かな?」
「先生に迷惑をかけてしまうのでは?」
「また勘違いだったら恥ずかしい…」
そんな風に遠慮してしまう気持ち、とてもよく分かります。
私も同じような思いを何度も経験しました。
でも、それよりも不安を抱えたまま過ごす方がよっぽど辛いものです。
医療スタッフは慣れている
友人の医師に聞いたところ、医師や看護師は私たちが思っている以上に、こうした相談に慣れているそうです。
たとえ結果的に「大したことない」と言われても、それは決して無駄ではありません。
安心できることの価値は、計り知れないものがあります。
恥ずかしがる必要は全くないのです。
体の不安は一人で抱え込まずに
体の不安は、一人で抱え込まず、専門家に相談する。
これが一番の解決策だと、またしても身をもって実感した出来事でした。
私の恥ずかしい体験談が、同じような不安を抱える誰かの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
追記:この話の反響
ちなみに、この話を友人や家族にすると、やはり笑われます。
「え、また勘違いだったの?!」 「今度は粉瘤って…」
そして先日、久しぶりに行ったリラクゼーションサロンで、この一連の体験談(腋のリンパ腺→筋肉、胸のしこり→粉瘤)を話したところ、施術のスタッフの方がめちゃくちゃウケていました。
「面白すぎる!」と言われながら、施術中ずっと笑いが止まらない様子でした。
確かに今思えば完全に笑い話ですが、その時は本当に不安だったんです。
いいネタが提供できました。
同じような経験をする人が一人でも減れば、私の恥ずかしい体験にも意味があるというものです。
そして何より、健康でいることが一番大切。
これからも体の変化には敏感でいようと思います。