インフルエンザ陰性なのに高熱と激しい咳|知っておくべきマイコプラズマ肺炎の症状と対処法

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突然の体調不良から始まった2週間の闘病記

急に寒くなってきた10月の半ば、私はマイコプラズマ肺炎に感染してしまいました。

完治までに2週間近くかかり、想像以上に辛い経験でした。

この記事では、私の実体験を通して「風邪に似た症状から始まるマイコプラズマ肺炎」について、症状や対処法、そして知っておくべき注意点をお伝えします。

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マイコプラズマ肺炎とは?

マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマという小さな細菌によって引き起こされる肺炎です。

マイコプラズマ肺炎の症例について|感染症の症状について|インフルラボ~お子さんがかかりやすい感染症を早く見つけよう!~

秋から冬にかけて流行することが多く、特に学校や職場などの集団生活の場で感染が広がりやすいとされています。

一般的な風邪やインフルエンザと症状が似ているため、初期段階では見分けが難しいことが特徴です。

私が経験した症状の進行

発症初期:背中の痛みと関節痛(Day 1)

最初に感じたのは背中の痛みでした。

次第に関節も痛み始め、「単なる風邪かな」と思い、市販の感冒薬を飲んで休みました。

症状悪化:猛烈な寒気と高熱(Day 2)

翌日になると状況は一変。

猛烈な寒気で体が震え、ほとんど動けなくなりました。

体温計で測ると39.4度の高熱。

普段なら自分で運転して病院に行くところですが、あまりの辛さに家族に近くのクリニックまで連れて行ってもらいました。

誤診の可能性:「ただの風邪でしょう」(Day 2)

クリニックではインフルエンザ検査が行われましたが、結果は陰性。

「今年は風邪が早い時期から流行っていますからね」

と言われ、風邪薬を処方されて帰宅しました。

深刻化する症状:止まらない咳と不安定な熱(Day 2-3)

しかし、夜になると咳が止まらなくなりました。

熱も39度超えと37.5度の間を行ったり来たりと不安定な状態。

症状が改善するどころか悪化する一方だったため、再度クリニックを受診しました。

確定診断:肺のレントゲンで白い影(Day 3-4)

2回目の受診ではレントゲン撮影が行われ、右下の肺に白い影が見つかりました。

酷い咳と高熱、そしてレントゲン結果から、医師は

「流行りのマイコプラズマ肺炎でしょう」

と診断しました。

マイコプラズマ肺炎と風邪・インフルエンザの見分け方

マイコプラズマ肺炎は一般的な風邪やインフルエンザと症状が重なる部分があり、見分けるのが難しいですが、以下のような特徴があります:

  1. 咳の特徴: 乾いた咳が長期間(2週間以上)続くことが多い
  2. 熱の推移: 熱が上下する不安定な状態が続く
  3. 症状の進行: 通常の風邪薬が効きにくく、症状が悪化していく
  4. 身体の痛み: 背中や関節の痛みを伴うことがある
  5. 胸部レントゲン: 肺に特徴的な白い影が見られる

重要な教訓:大きな病院での受診がカギ

今回の経験から学んだ最も重要なことは、

「マイコプラズマ肺炎を疑ったら、できるだけ大きな病院で診察を受けること」

です。

理由は以下の通りです:

  • 検査の精度: マイコプラズマ肺炎の正確な検査には時間がかかり、小さなクリニックでは対応できないことが多い
  • 迅速な診断: 大きな総合病院では簡易検査が可能で、早期に適切な治療を始められる
  • 専門的な対応: 呼吸器科など専門医による診察が受けられる

治療と回復までの道のり

適切な抗菌薬の処方を受けたことで、高熱や倦怠感などの症状は比較的早く落ち着きました。

しかし、咳の症状は2週間近く続き、日常生活に大きな影響を及ぼしました。

マイコプラズマ肺炎を疑うべき状況と対処法

以下のような状況では、マイコプラズマ肺炎を疑い、適切な対応を取ることが重要です:

  1. インフルエンザ検査が陰性なのに高熱が続く
  2. 通常の風邪薬を飲んでも症状が改善しない
  3. 乾いた咳が特に夜間に悪化し、なかなか治まらない
  4. 胸の痛みや呼吸困難を感じる

対処法

  • すぐに大きな病院の呼吸器科を受診する
  • 症状をできるだけ詳しく医師に伝える
  • レントゲン検査を希望する
  • 処方された薬は指示通りに最後まで飲み切る
  • 十分な休息と水分摂取を心がける

予防のために知っておくべきこと

マイコプラズマ肺炎の予防には、以下の点に注意しましょう:

  • 手洗い・うがいの徹底
  • マスク着用(特に乾燥する秋冬の時期)
  • 十分な睡眠と栄養バランスの良い食事
  • 過労を避け、免疫力を維持する
  • 人混みや閉鎖的な空間での長時間滞在を避ける

まとめ:見逃されがちなマイコプラズマ肺炎に注意を

マイコプラズマ肺炎は風邪やインフルエンザと症状が似ているため見逃されがちですが、適切な治療なしでは長期化し、日常生活に大きな支障をきたします。

風邪のような症状が改善せず、特に乾いた咳が続く場合は、マイコプラズマ肺炎の可能性を考え、大きな病院での診察を検討しましょう。

早期発見と適切な治療が、苦しい症状からの早期回復につながります。

皆さんも体調管理に十分注意して、健康な毎日を過ごしてください。


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