平日夜の地元体育館で見つけた新発見
4月に後楽園ホールで初めて新日本プロレスを観戦した私。
選手の名前もろくに知らないまま、友人を誘って2回目の観戦に挑みました。

今回の会場は地元の体育館。
平日の月曜日ということもあってお客さんは少なめでしたが、その分選手との距離がグッと近く、後楽園ホールでは味わえない臨場感を体験できました。
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全身タトゥーの悪役が見せた90度のお辞儀
最も印象的だったのが第2試合のシーンです。
全身タトゥーの外国人レスラー2人と日本人レスラーが登場。
見るからに悪そうな雰囲気満載で、観客席からもどよめきが起こりました。
ところが試合開始前、この「悪役」たちが相手チーム選手と丁寧に握手。
そして試合後は3人揃って90度の深いお辞儀。

技の名前なんて全く分からない初心者の私でも、この光景には心を打たれました。
見た目で判断してはいけないとは分かっていても、ここまでのギャップは予想外でした。
残念ながら負けてしまいましたが、終わった後も3人で90度のお辞儀。
松葉杖の観客を気遣った場外乱闘の神対応
さらに驚いたのが第7試合での出来事です。
またしても悪そう&更に怖そうな外国人レスラー2人組が登場。
お約束通り場外乱闘が始まったその時、観客席に松葉杖をついたお兄さんがいることに気づいた選手。
なんと、そのお兄さんを避けるように動線を変更し、安全を確保してから相手選手を投げ飛ばしていたのです。
リングサイドの観客たちも場外乱闘を期待している様子でしたが、まさかこんな細やかな気遣いまで見せてくれるとは。
プロ意識の高さに感動しました。

リングサイドの席は、本当に選手がなだれ込んできます。
お客さんも場外乱闘があるのを分かっているので、ちょっと嬉しそう。
空中戦の魔術師ウィル・オスプレイ選手に釘付け
第8試合で華麗な空中戦を披露してくれたのは、イギリス人のウィル・オスプレイ選手。

動きが早すぎてiPhoneのカメラでは全く追いつけません。
手足の長さを活かした美しいフォルムでの技の数々は、まさに芸術的でした。
カープファン大量発生の謎を解明
試合中、ふと周りを見渡すと赤いTシャツを着た観客が異常に多いことに気づきました。
隣も前も、そして後ろも赤いTシャツ。
よく見ると全員広島カープのTシャツ。
なぜプロレス会場に?
調べてみると、内藤哲也選手が大のカープファンで、広島カープの優勝パレードにも参加していたとのこと。
ファンの皆さんも内藤選手に合わせてカープグッズを着用していたんですね。
広島東洋カープ×内藤哲也 Carp de JAPON Tシャツ(ブラック)|広島東洋カープ – ライセンスグッズのご紹介
内藤選手のブログを見たら、広島カープの優勝パレードにも参加されていました。
憧れ ~Anhelo~|内藤哲也オフィシャルブログ「STARDUST-ALK」Powered by Ameba
充実のグッズ展開に財布の紐が緩む
試合前後のロビーでは各選手のTシャツやパーカーが販売されており、デザインのオシャレさに驚きました。
女性用のSサイズまで用意されているのも嬉しいポイント。
店員さんによると「試合後は勝った選手のグッズが売れる」とのこと。
私も勝利した内藤哲也選手のTシャツを購入しました。

全体的に黒のTシャツが多いので、もう少し色のバリエーションがあればいいなと思いました。
(男性には黒が人気なんでしょうね)
初心者が感じた観戦時の注意点
団体戦は目が回る
今回の最終試合は5人対5人の大乱戦。わちゃわちゃしすぎて目で追いかけるのが大変でした。
場外乱闘が始まると、もう誰がどこにいるのか分からない状態に。
隣のベテランファンの会話を盗み聞きしながら、何とかついていけました。

スマホの充電は必須
動画撮影はNGですが写真はOK。
ただし全試合終了まで2時間以上かかるので、スマホの充電切れには要注意です。
会場によって設備が大きく異なる
後楽園ホールでは途中休憩がありましたが、所沢会場では休憩なし。
すぐに次の試合が始まってしまうため、トイレのタイミングが難しい
また、後楽園ホールでは飲食自由でしたが、所沢では会場内飲食禁止でした。
事前に会場のルールを確認することをオススメします。
プロレスラーの過酷すぎるスケジュールに驚愕
新日本プロレスのホームページでスケジュールを見て衝撃を受けました。
11月だけでも
11/1埼玉→11/2静岡→11/5大阪→11/16東京→11/18東京→11/19群馬→11/20埼玉→11/21山梨→11/23神戸→11/24鳥取→11/26愛知→11/28長野→11/30東京
1ヶ月で10日以上の試合。
しかも試合のない日はTV出演、撮影会、記者会見と休む暇がありません。
あの肉体を維持するトレーニングも含めて考えると、選手の皆さんは本当に命がけで戦っているのだと実感しました。
選手の皆さん、本当にお疲れ様です。
まとめ:プロレスは最高のエンターテイメント
奇襲攻撃にパイプ椅子攻撃、レフェリー襲撃と、前回同様の「お約束」展開に、初観戦の友人は大はしゃぎでした。
プロレスの魅力は「魅せる技」だけではありません。
選手の人柄や観客への気遣い、そして他のお客さんの反応を見ているだけでも十分楽しめます。
年齢層も子供からお年寄りまで幅広く、女性ファンも想像以上に多いことに驚きました。
非日常の光景を生で体験できる刺激と新鮮さ。
これがプロレス観戦の醍醐味なのかもしれません。
次の試合も楽しみです。

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